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わからない~

ふるさと納税はお土産は貰えるけど節税にならないんじゃなかったっけ?

前回説明したとおり、通常は、ふるさと納税に節税効果はないよ。

でも、相続税が発生するタイミングでふるさと納税をすると、節税ができるんだ。

 

相続財産からのふるさと納税額は相続税が非課税

 

実は、相続した財産からふるさと納税をすると、その分は相続税が非課税になるんだ。

相続財産からふるさと納税を100すると、その100には税金がかからなくなるから、相続税の税率が30%だった場合は、

100×30%=30だけ、税金がかからなくなる、つまり、節税できるんだ

 

わからない~

でも30税金を減らせても、そもそも寄付をして100お金が出て行っているんから、お土産はもらえても節税とは言えないんじゃない?

もちろん、これだけだと、全く節税にはならないよ。

 

所得税・住民税の寄附金控除と併用する

 

で、前回のおさらい。ふるさと納税額所得税住民税の関係は、

ふるさと納税をしない場合の所得税+住民税

ふるさと納税をした場合のふるさと納税額+所得税+住民税

の額がほぼ同じになるんだ(なので、ふるさと納税額に応じたお土産はもらえるけど、節税効果はない)。

 

これはなぜかというと、確定申告などをすることによって、ふるさと納税分を本来の所得税と住民税から控除(寄付金控除)しているからなんだ。

 

 基本

ふんふんなるほどなるほど

 

ここからが重要。上に書いた相続税の非課税とこの所得税・住民税の寄附金控除を併用すると・・・

 

わからない~

ええと・・・?

相続財産から100をふるさと納税すると、30節税効果がある。

ここで100はキャッシュアウトしてしまうけど、

その100寄付金控除で所得税と住民税を減額できる

だから、実質的に30を節税できる

ということになるんだ。

もちろん、100の寄付分に応じたお土産ももらえる。

 

びっくり

えええええ~!そんなことが!

 基本

何だか違和感があるけど、理論的には可能なんだね

 

相続税を非課税とするための要件

 

とはいえ、ふるさと納税の相続税を非課税とするためには要件があるよ。

 

1.寄付が遺言によるものではないこと

2.相続税の申告期限までに寄付を実行して、寄付証明書を添付して相続税の申告書を提出すること

3.寄付をする前に遺産分割をして、預金の名義変更をしておくこと
預金名義を変更する前に相続人固有の財産から寄附すると否認されるリスクがある

 

それと、所得税と住民税の控除には、前回説明した、確定申告ふるさと納税ワンストップ特例制度を受けるための申請が必要だよ。

 

 基本

両方の要件を満たす必要があるんだね

 

限度額の制限もある

 

 基本

こんな節税ができるなら「たくさんやっちゃえ」ってことになるんじゃない?

残念ながら、これも前回説明した通り、ふるさと納税には限度額があるから、それを超えた分は節税にはならないんだ。

なので、この節税ができるのは

  • 相続税が発生するほどの財産を相続していて、
  • 自分自身の所得も高い(所得が高いほどふるさと納税の限度額も増える)

という人に限られるんだよ。

 

 基本

ということは、やっぱり金持ち優遇策のような気がするなぁ

 

相続発生のタイミングによっては2年にわたって利用できる

 

悲しい

はぁ、限度額がねぇ・・・

 

落胆するのは早いよ。実は限度額を約2倍に増やせる場合があるんだ。

 

わからない~

えっどういうことなの?

相続税の申告期限は相続発生から10か月

一方で、所得税と住民税の課税期間は暦年(1月1日~12月31日)

 

なので、相続の発生した月によっては、2年にわたってこれが利用できる場合があるんだ。もし年間の所得が変わらなければ、限度額が2倍になるということだよ。

 

時系列で説明すると、例えば、

平成28年 6月 死亡
平成28年10月 第1回寄附
平成29年 3月 所得税確定申告第1回寄附証明書提示
平成29年 4月 第2回寄附
平成29年 4月 相続税申告第1回第2回寄附証明書添付
平成30年 3月 所得税確定申告第2回寄附証明書コピー提示

というようにね。

 

びっくり

ななななな・・・!!!?

もちろん、実行するときは、近くの税理士によく相談したうえで実行してね。

 

 基本

うーん、ふるさと納税は相続税が発生したときにするとお土産だけでなく節税までできるんだね。恐るべしふるさと納税!

ありがとう

今日も読んでくれてありがとう